登別温泉の大湯沼と日和山
支庁マップ 網走支庁 根室支庁 釧路支庁 十勝支庁 日高支庁 胆振支庁 渡島支庁 檜山支庁 後志支庁 石狩支庁 空知支庁 上川支庁 留萌支庁 宗谷支庁

 

icon_gaku 術的に重要な地質・地形

独特なbase_kei 観をつくる地形・地質

icon_san 業活動と地域生活

その他の「地質icon_i 産」

 

category_volcano category_tectonics category_sedimentology category_geography category_engineering category_mineral category_fossil category_archaeology category_shaped-rock

 

候補サイト 全リスト

リスト一覧

更新されたサイト

 

リンクについて

このページへのリンクは自由です.なお,公開されている記事・写真についての引用等は著作者の了解が必要ですので,必ず御連絡下さい.
リンク元として以下のバナーをご使用ください.
Hyakusenbannar

 

SpryLicence

 

Powered by Lightbox v2.04

激しい噴気・熱水活動が続く

登別温泉の大湯沼と日和山

大湯沼と日和山:大湯沼から湯気が立ち上っている。左の日和山の麓と頂上からは蒸気が噴き上がっている。【写真: 石井正之】
次の写真

日和山頂上付近の噴気:辺りに響く音を立てて勢いよく噴いている。【写真: 石井正之】
前の写真 次の写真

灰色のデイサイトからなる火口壁からの噴気【写真: 石井正之】
前の写真 次の写真

大湯沼全景【写真: 石井正之】
前の写真

大湯沼と日和山は,クッタラカルデラの西にある火口と溶岩ドームで,後カルデラ火山として約1万年前以降に活動をはじめた。

大湯沼は、周囲1km,深さ22mで,沼の表面温度は40〜50℃であるが,深いところでは約110℃と高温である。

大湯沼の北西にある標高377mの山が日和山で,その南東斜面から激しい音を立てて噴気が発生している。倶多楽湖に向かう観光道路の途中から噴気の様子と音を体感できる。日和山の表面はデイサイトマグマの貫入時に持ち上げられた基盤の安山岩や泥岩で覆われている。頂上付近の噴気孔周辺にはデイサイトが露出している。最新の活動は大湯沼や裏地獄火口などと同じ約200年前とされている。

【執筆者:石井正之】

既存の指定など

支笏洞爺国立公園(1949年5月16日指定)

所在地

登別市 登別温泉町

参考文献

佐々木央岳他(2005)北海道南西部登別火山,日和山潜在ドームの形成史.日本火山学会講演予稿集.110,P10.
福富孝治他(1968)登別温泉大湯沼の水収支および熱収支.北海道大学地球物理学研究報告,19,1−19.
北海道立地下資源調査所(1953)5万分の1地質図幅「登別温泉(札幌-61)」および同説明書.84p.

 

関連するジオサイト