濁川カルデラ
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じょうご型カルデラの典型

濁川カルデラ

カルデラ壁の北西側から見る濁川カルデラ:この付近のカルデラ壁の高さは約80mである.南からやや大きな沢が盆地に流入しているので,扇状地性の緩斜面が形成されている.白く光っているのはビニールハウスである.【写真: 石井 正之】
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盆地内から見たカルデラ底:盆地の西端から東側を見る.ほとんど平坦である.左中腹にある白い建物が森発電所である.【写真: 石井 正之】
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北海道電力株式会社 森発電所:定格出力5万kWで,1982(昭和57)年に運転を開始した.【写真: 石井 正之】
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【写真: 】
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濁川カルデラは直径3km,五角形の小規模なカルデラである.海抜約−3,000mまでカルデラ壁が確認されていて、海抜-1,000m以深のカルデラの大きさは約700mである.地表に向かって開いた「じょうご型」をしている.現在のカルデラの地表面は,最も低いところで海抜約100mで河床堆積物で覆われている.

濁川カルデラ形成時に噴出した濁川テフラ(石倉層)の年代は,約12,000年前である.

【執筆者:石井 正之】

所在地

森町 濁川

参考文献

黒墨秀行・土井宣夫(2003)濁川カルデラの内部構造.火山,第48巻,第3号,259−274.
北海道立地下資源調査所(1973)5万分の1地質図幅「濁川(札幌-75)」および同説明書書.28p.
柳井清治・鴈沢好博・古森康晴,1992,最終氷期末期に噴出した濁川テフラの層序と分布.地質学雑誌,第98巻,第2号,125−136.