小砂子の海洋性岩体
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海洋プレートの断片

小砂子の海洋性岩体

画像をクリックしてください.灯台付近から見た小砂子海洋性岩体.右側に作られた防波堤・護岸の高さは非常に高く,立ち入ることはできない.2009年.【写真: 川村信人】
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玄武岩質火砕岩と砕屑性石灰岩の互層(下)と,薄い火砕岩を挟む成層石灰岩(上).2001年,【写真: 川村信人】
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火砕岩石灰岩互層の下位に露出する玄武岩質枕状溶岩.渡島帯としては枕状構造が良く保存されている方である.このさらに下位には含礫泥岩が露出する部分があるが,関係は不明.【写真: 川村信人】
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【写真: 】
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付加体は極言すれば,海洋プレート構成岩体と陸源砕屑物の海溝充填堆積物の混合地質体といえる.そのため,付加体中には,時にかなりの規模の海洋プレートの断片(海洋性岩体)が含まれていることがある.

上ノ国町小砂子(ちいさご)の日方泊(ひなたどまり)岬には,かなりの規模の海洋性岩体の露出が見られる(写真1).この岩体は最下部の玄武岩枕状溶岩に始まり,玄武岩質火砕岩・砕屑性石灰岩の互層からなる(写真2).さらにこの互層の上位には,成層チャート・石灰岩礫岩がかさなっているが,この露出では見ることはできない.その岩相的特徴から,海山周辺斜面で堆積した海洋プレート上の堆積物と考えられる.

日方泊岬の海岸露頭には,以前は容易に立ち入ることが出来たが,数年前に小砂子漁港の改修工事に伴って巨大な防波堤・護岸が建設され,立ち入りはほとんど不可能になってしまった.灯台付近の路傍から遠望するしかない状態となっている(写真1).

【執筆者:川村信人・大津 直】

所在地

上ノ国町 小砂子・日方泊岬

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参考文献

 

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