礼文島元地のハイアロクラスタイト
支庁マップ 網走支庁 根室支庁 釧路支庁 十勝支庁 日高支庁 胆振支庁 渡島支庁 檜山支庁 後志支庁 石狩支庁 空知支庁 上川支庁 留萌支庁 宗谷支庁

 

icon_gaku 術的に重要な地質・地形

独特なbase_kei 観をつくる地形・地質

icon_san 業活動と地域生活

その他の「地質icon_i 産」

 

category_volcano category_tectonics category_sedimentology category_geography category_engineering category_mineral category_fossil category_archaeology category_shaped-rock

 

候補サイト 全リスト

リスト一覧

更新されたサイト

 

リンクについて

このページへのリンクは自由です.なお,公開されている記事・写真についての引用等は著作者の了解が必要ですので,必ず御連絡下さい.
リンク元として以下のバナーをご使用ください.
Hyakusenbannar

 

SpryLicence

 

Powered by Lightbox v2.04

地すべり側崖を形成する新第三紀火砕岩

礼文島元地のハイアロクラスタイト

メシクニ層香深岩相の火砕岩類:ここで確認できるのは下位から砂岩,ハイアロクラスタイト,砂岩,火山円礫岩である.ハイアロクラスタイトの中にも二次堆積性の岩相が含まれている. 【写真: 石井 正之】
次の写真

ハイアロクラスタイト下位の砂岩:ユースホステル南側の露頭.【写真: 石井 正之】
前の写真 次の写真

最上部の火山円礫岩:桃岩展望台下で見ることができる.【写真: 石井 正之】
前の写真 次の写真

桃岩に引きずられた堆積岩類:画面中央付近の白い壁は地すべり対策のアンカー付き擁壁である.その左側に見える白い筋は砂岩の薄層を含むシルト岩で葉の化石や石炭化した流木が含まれている.【写真: 石井 正之】
前の写真

元地地すべりは、桃岩を境に北ブロックと南ブロックに分けられる.南ブロックの南を境するハイアロクラスタイトの崖の高さは約100m である. 崖の反対側(東側)は,平均傾斜7°の緩斜面となっていて対照的である.

この崖を構成するのはピローブレッチャを主とするハイアロクラスタイトで,その他に砂岩・礫岩が挟在している.これらはメシクニ層香深岩相である.  

この崖面では大規模な岩盤崩落が発生しており,最近では2003(平成15)年5月25日にユースホステル裏の崖で崩壊土量約2,600立方メートルの崩壊が発生している.また,2006(平成18)年5月2日には桃岩のほぼ真南の崖で総体積8,00〜10,000立方メートルの崩壊が発生している.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

利尻礼文サロベツ国立公園

所在地

礼文町 元地

参考文献

石丸 聡ほか(2003)礼文島元地の2003年5月25日崩壊−660トンの巨大岩塊が50m 宙を飛ぶ.−.日本地すべり学会誌 Vol.40,No.3(155),69-71.
長尾捨一ほか(1963)5万分の1地質図幅及び説明書.19-21.北海道開発庁.
長尾捨一ほか(1963)5万分の1地質図幅及び説明書.19-21.北海道開発庁.

 

関連するジオサイト