襟裳岬付近の海岸段丘
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海水準変動が作った地形

襟裳岬付近の海岸段丘

百人浜から見た豊似面.山地(豊似岳)の前面に明瞭な地形平坦面を示す.この平坦面の上にえりも町有上歌別牧野がある.写真右はじが庶野.【クリックすると写真が拡大します】【写真: 川村信人】
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写真1中央部のクローズアップ.いちばん手前の低地は海岸砂丘と後背湿地.その向こうには,小越面が低い平坦面として豊似面の手前に見えている.【写真: 川村信人】
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えりも町襟裳岬~百人浜~庶野にかけての地域には,何段かの明瞭な海岸段丘が発達している(松澤,1990)(写真1).以下の記述は,松澤(1990)に基づく.

この地域に見られる顕著な段丘地形面として,標高350~200 mの豊似面と70~40 mのヤンケベツ面,および25~5 mの小越(おごし)面がある.豊似面は,この地域ではもっとも高位の平坦面で,牧場・牧草地として利用されている(写真2).

なお,襟裳岬から北方に分布するえりも岬層はヤンケベツ面を削剥しており,その中からマンモスの歯化石が発見されている.年代は約2万2千年前で,最終氷期の堆積物とされている.

【執筆者:川村信人】

所在地

えりも町 襟裳岬~百人浜~庶野

参考文献

松澤逸巳,1990,第四系-襟裳岬周辺地域.日本の地質『北海道地方』,131,共立出版.