美唄夾炭層の大露頭
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三美(さんび)炭鉱 南露天坑

美唄夾炭層の大露頭

南露天坑最後の採掘場:美唄夾炭層は東に15°ほどで緩く傾斜している.上から六番層,五番層,四番層の3層の石炭層が見えている.右(東)に行くほど石炭以外の岩を掘削しなければならず採算が取れなくなる. 手前の低木の生えている緩い斜面は埋め戻して植生した採掘跡である.【写真: 石井 正之】
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五番層と四番層:露頭を叩いている人の頭の上のオーバーハングしている層が四番層である.四番層の約10m 上位に五番層がある.【写真: 石井 正之】
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四番層:オーバーハングしている部分から砂岩の薄層までが四番層である.【写真: 石井 正之】
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四番層:折尺の下端から頭までがほぼ石炭層である.下位は炭質頁岩で上位も炭質頁岩を挟んで砂岩の互層となる.【写真: 石井 正之】
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この美唄夾炭層の大露頭は,三美炭鉱南露天坑の採掘跡である.この露頭で見ることのできる石炭層は上位から六番層,五番層,四番層である.各層の炭丈(販売できる石炭層の厚さ)は1.0から1.9m で,ベンチカットで切り下がりながら石炭を採掘していた.

この南露天坑は1972(昭和47)年以来出炭していて,1,555,000トンを生産している.

地層の走向・傾斜は N70°E,10-30°SE で,頁岩を主体としているが,砂岩層が挟在している.石炭層の下部には炭質頁岩があるほか,白色の凝灰岩の薄層が見られる.石炭中には琥珀が含まれている.

石炭の露天掘り跡は埋め戻して植生を回復させることになっている.この南露天坑もすでにほぼ採掘を終了していて今後は埋戻し・植生回復作業を行う.

【執筆者:】

既存の指定など

無し

所在地

美唄市 落合川上流

参考文献

三美鉱業株式会社(2010)三美炭鉱概況.