興津海岸の河川成古第三系
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釧路炭田挟炭層の堆積相

興津海岸の河川成古第三系

興津海岸.興津西方から釧路市街地方向を見たもの.中央部に見える小さな滝のようなものは,旧釧路炭鉱の坑内水の排水と思われる.その向こうに遠く,春採太郎が白く見えている.【写真: 川村信人】
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 トラフ斜交層理を示す砂岩層.蛇行河川の堆積物と考えられる.一部,礫質.【写真: 川村信人】
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シルト岩中の植物根痕.縦方向の黒色ひも状のものが,炭化した植物根.層理面はほぼ水平で,それに平行な黒色フィルム状のものは,炭化物の濃集層.【写真: 川村信人】
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【写真: 】
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釧路市興津(おこつ)周辺の海岸(写真1)には,かつて釧路炭田として採掘された石炭の母層である古第三系始新統浦幌層群の陸成層が良好に露出している.特に,雄別層の露出は見事なものである.

七山ほか(1999)によると,興津海岸の雄別層は河川~扇状地で堆積したもので,著しいトラフ斜交層理を示す砂岩(写真2)や薄い炭層を挟むシルト岩からなる.シルト岩中には,植物根痕が特徴的に認められ(写真3),蛇行河川の氾濫原の堆積物と考えられる.

【執筆者:川村信人】

所在地

釧路市 興津海岸

参考文献

七山 太・亀村孝子・金松敏也,1999,釧路海岸<浦幌層群の層序と堆積システム>,道東の自然を歩く,36-41,北海道大学図書刊行会.

 

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