まつらの滝の玄武岩
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国道5号 稲穂峠脇の粗粒玄武岩

まつらの滝の玄武岩

まつらの滝全景:国道脇から見た「まつらの滝」と粗粒玄武岩の露頭.縦に白く見えるのがまつらの滝である.葉が茂ると全体を見ることは難しいと思われる. 【写真: 石井 正之】
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まつらの滝と粗粒玄武岩:全体に右に傾斜した厚い板状の節理が見られ,その中に方状節理が発達している.【写真: 石井 正之】
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国道5号の稲穂トンネルの仁木町側に「まつらの滝」がある.この滝は粗粒玄武岩で構成されている.方状節理が発達していて岩床あるいは溶岩と推定される.岩質は,細粒であるが斜長石と輝石が目立つ輝緑岩様のものである.

「5万分の1地質図幅茅沼」によれば,稲穂トンネル周辺には広く頁岩類が分布していて,この粗粒玄武岩は頁岩中に岩床状に分布している.

なお,この滝の前に島 義勇(しま よしたけ)判官の詩碑がある.

【執筆者:石井 正之・嶋岡 博】

所在地

仁木町 稲穂トンネル

参考文献

斎藤正次ほか(1952)5万分の1地質図幅および説明書.北海道開発庁.

 

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