洞爺湖畔の火山性活断層跡
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有珠山噴火のたびに動いた断層

洞爺湖畔の火山性活断層跡

断層跡を西側(札幌側)から見たところ:青いトラックのやや後で,ほぼ片側車線分ずれている.向こう側が左に動いているので左ズレの断層である. 【写真: 石井 正之】
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湖側から見る:通過中の車のやや左が大きく曲がっている箇所である.左手遠くのこんもりした山は西山である.【写真: 石井 正之】
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2001年10月に行われたトレンチ調査:湖側を見ている.右端に黒灰色の1910(明治43)年の噴出物が変形しているのが見える.上の厚い灰色の堆積物は盛土である.遠くの右側の白い建物は洞爺協会病院である.【写真: 石井 正之】
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トレンチの南面(山側):上から灰色の盛土,褐色の1910(明治43)年噴出物,直下に1853(嘉永6)年の噴出物,さらに下に1822(文政5)年,1769(明和6)年の噴出物が確認された.左側(東側)に逆断層がある.【写真: 石井 正之】
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洞爺湖畔南東岸の噴水広場前の道路は,折れ曲がって1車線分ずれている.この場所は,1910(明治43)年の噴火で断層ができたと記録されていて,1977(昭和52)年8月に始まった噴火では,左横ずれ断層による大きなズレが生じた.2000年3月からの噴火でもこの断層の上に建っていた洞爺協会病院の建物にひび割れが発生した.

この横ずれ断層の南側(湖の山側)で断層トレンチが行われ,この断層が繰り返し活動していることが確かめられた.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

支笏洞爺国立公園

洞爺湖有珠山ジオパーク

所在地

洞爺湖町 洞爺湖温泉

参考文献

宇井忠英・岡田 弘・加賀屋仁左衞門(2011)洞爺湖有珠山ジオパークガイド02 金比羅山・2000年噴火遺構公園ルートを歩く 第2版.25p.