北大植物園のメム跡
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豊平川扇状地末端の流れと微地形

北大植物園のメム跡

メムの跡:高山植物園付近で流れの最上流に当たる.【写真: 石井 正之】
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湿生園付近:この付近では流れは西に向かっている.【写真: 石井 正之】
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北西隅付近の状況:この付近では流れの幅が広くなる.右手に見える歩道との比高は3m 程度である.【写真: 石井 正之】
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北ローンの微地形:右手に湿生園がある.左手の高まりから流れまでの比高は5m 程度はあると考えられる.植物園内には流れに沿って,このような微地形が見られる.【写真: 石井 正之】
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豊平川扇状地末端の湧泉池はメムと呼ばれていた.北大植物園にはメムから流れ出ていた小川の跡が良く残されている.正門を入って左に行くと池があり,温室へと続く橋がある.この池がメムからの小川の名残であり温室の建っている場所とは5m ほどの比高がある.古い地図を参考にすると高山植物園付近を源とし東に流れ,北4条西7丁目付近で再び植物園敷地に入って,植物園中央を流れる小川となって北西隅から北北西に流れていたようである.ピシ・クシ・メム(pish-kush-mem)と呼ばれていて,下流はセロンペッ,コトニの流れとなっていた.

植物園の中にはもう一つの流れがあって,リンケージプラザ付近を源とし植物園の西の凹地を通って北西に抜けるものである.これら植物園内の流れは,伊藤邸を源とし北大中央ローンを通って北へ流れていたサクシュコトニ川とは別のものである.

【執筆者:石井 正之】

所在地

札幌市 中央区北3条西8丁目

参考文献

羽田信三編著,2003,シノロー140年のあゆみ−.37p.
山田秀三,2000,北海道の地名−アイヌ語地名の研究 別巻.18−20.

 

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