海から見た小樽赤岩
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岩峰のそそり立つ崖と地すべり

海から見た小樽赤岩

遊覧船が高島岬を廻って最初に見えるのが,左手の金鉱化作用の変質帯である.粘土化帯の中に珪化帯の岩峰がそびえている.右の岩峰群は下赤岩山である.【写真: 石井 正之】
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下赤岩山の西にある赤岩山の変質帯:赤岩山は標高371m で,やはり変質粘土化帯の中に岩峰がそびえている.地形的に見ると頂上の少し下に緩斜面があり,その下の斜面が上に凸となっているのが特徴で非常に不安定な斜面であると推定される.【写真: 石井 正之】
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赤岩山西斜面の大規模地すべり:最大幅750m,奥行き750m の台形を示している.滑落崖の比高は150m 以上ある.この付近の海底地形を見ると移動土塊は海底に達していると考えられる.【写真: 石井 正之】
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山中海岸付近の地すべり:末端には粘土化帯が見られ,比高20m ほどの平坦面がある.海岸には珪化岩の大きな転石が転がっている.【写真: 石井 正之】
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下赤岩山と赤岩山が連なる小樽赤岩は,市内の赤岩や高島から見るとなだらかな山体を示している.しかし,海から見た赤岩は全く異なる様相を示す.

小樽第三埠頭から出港し,祝津港に寄ってオタモイ海岸までを周回する観光船に乗ると,赤岩の荒々しい姿を見ることができる.また,祝津港を出て高島岬を廻ったところで,波と風の状態が一変することも体験できる.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

ニセコ積丹小樽海岸国定公園(1963年指定)

所在地

小樽市 祝津

参考文献

北海道立地下資源調査所,1997,小樽市の地質環境.小樽市.
松枝大治・由比俊三・赤松和夫,1994,西南北海道小樽市赤岩の酸性変質帯と金鉱化作用.地質ニュース,480号,44−53.
宮坂省吾・田中 実・岡 孝雄・岡村 聡,2011,札幌の自然を歩く[第3版].98−100.

 

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