真駒内公園の河岸段丘
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公園の中に残る段丘面と段丘堆積物

真駒内公園の河岸段丘

支笏火砕流堆積物と段丘堆積物:上半分の表土の覆われた部分に礫層が堆積している.下半分の白色部の支笏火砕流堆積物を削っている.【写真: 石井 正之】
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支笏火砕流堆積物を削る段丘堆積物:礫は安山岩が主で,径は最大20cm程度である.崖面の奥から手前に向かうインブリケーションが見られる.ポールの長さは2mである.【写真: 関根達夫】
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公園周回遊歩道のT2面:左に真駒内川の露頭がある.【写真: 石井 正之】
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T2面とT3面:公園周回遊歩道の南端の坂から見たT2面(右)とT3 (左)面である.ここでは比高は5mほどある.【写真: 石井 正之】
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真駒内公園の周回遊歩道の南端から坂を登っていくと,いくつかの平坦面がある.豊平川沿いの一番低い平坦面は豊平川中流部河岸段丘面T4で,その次の面が同T3,そして真駒内柏丘の台地の縁に見られる一番高い平坦面が同T2である.

真駒内屋外競技場の東に真駒内川を渡る緑橋がある.この緑橋上流左岸に支笏火砕流堆積物とそれを覆う礫層(“T2段丘堆積物”)の露頭がある.真駒内川河床からの比高は2-4mである.山岸・香河(1978)は,T2の形成年代は1.5万年前より新しい可能性があるとしている.

真駒内公園付近は1876(明治9)年にアメリカ人技師のエドウィン・ダンの指導で農林省の種畜場として開拓された.豊平川と真駒内川に挟まれた柏丘(柏ヶ丘)の北に拡がる平坦地(真駒内公園)は採草地となっていた.1917(大正6)年の地図では,採草地は下段,中段,上段に分けられている.大雑把には下段がT4,中段がT3,上段がT2に相当すると考えられる.その後,進駐軍に接収されゴルフ場として利用された.1972(昭和47)年の札幌冬季オリンピックのために屋内・屋外スケート競技場が建設された.以上のような経過から真駒内公園内には段丘地形が比較的良く残されている.

【執筆者:関根達夫・石井正之】

所在地

札幌市 南区真駒内公園

参考文献

札幌市教育委員会文化資料室編,1978,札幌文庫4 豊平川.19p.
札幌市教育委員会文化資料室編,1980,札幌文庫・別冊 札幌歴史地図<大正編>.45p.
山岸宏光・香河正人,1978,豊平川流域の河岸段丘ーそのテフラによる検討ー.地下試験調査書報告,第50号,173-182.