様似町の褶曲した角閃岩
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海洋プレート起源岩石と大陸プレート起源岩石の接合

様似町の褶曲した角閃岩

褶曲した片麻岩と角閃岩:外側の褐色の部分が片麻岩で内側の緑がかった部分が角閃岩である.【写真: 石井 正之】
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褶曲した角閃岩の構造【写真: 石井 正之】
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角閃岩(下)と片麻岩(上)の境界部::折尺下端からやや上の色の変わっているところが境界である【写真: 石井 正之】
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最初の写真の反対側から見た岩体:手前の砂利を敷いたところは昆布の干場であるので注意.【写真: 石井 正之】
前の写真

この露頭は,国道336号の山中トンネルの海側にある旧道のルランベツ覆道の海側にある.全体はドーム状になっていて外側が片麻岩,内側が角閃岩である.片麻岩の源岩は砂岩や泥岩などの砕屑性堆積岩で,これらのもととなった砕屑性粒子は大陸や島弧から供給されたものである.一方,角閃岩は海洋地殻を構成する玄武岩質の岩石が源岩である.つまり,ここでは大陸プレート起源の岩石と海洋プレート起源の岩石が接していて,しかもそれらが日高変成帯をつくった変成作用を受け片麻岩と角閃岩になり,さらに褶曲作用を受けて小さな背斜構造をとっている.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

日高山脈襟裳国定公園(1981年10月1日指定) 

アポイ岳ジオパーク(日本ジオパークネットワーク:2008年認定)

所在地

様似町 幌満

参考文献

様似町(2010)アポイ岳ジオパークガイドブック.96p.