三石東蓬莱のアクチノ閃石角閃岩
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蛇紋岩の中の角閃岩ブロック

三石東蓬莱のアクチノ閃石角閃岩

採石場跡に残された硬質な角閃岩【写真: 石井 正之】
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採掘されたが運び出されなかった角閃岩【写真: 石井 正之】
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アクチノ閃石角閃岩:板状結晶の集合体である.形成されてからさらに変形作用を受けて結晶は波打つように変形している.【写真: 石井 正之】
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【写真: 】
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新ひだか町の鳧舞川(けりまいがわ)から布辻川(ふしがわ)にかけて南東-北西方向に蛇紋岩体が分布している.この蛇紋岩体の中に硬質な角閃岩が捕獲岩としてブロック状に分布していて蓬莱山のような独特の地形をつくっている.この角閃岩の中にアクチノ閃石角閃岩がある.大きいものでは5cm以上の長さのアクチノ閃石結晶の集合体を見ることができる.

アクチノ閃石は角閃石の一種でカルシウムが主成分である.かんらん岩から蛇紋岩が形成される時に吐き出されたカルシウムが濃集してアクチノ閃石が形成された.この鉱物の集合体が後光のようであることから光線を意味するギリシャ語のaktisに由来する名前である.日本名は陽起石あるいは緑閃石.

【執筆者:石井 正之】

所在地

新ひだか町 三石東蓬莱

参考文献

地学団体研究会編(1996)新版地学事典.14p.平凡社.
和田信彦・高橋功二・渡辺 順・蟹江康光(1992)5万分の1地質図幅「三石」および説明書.北海道立地下資源調査所.

 

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