奥尻島のホヤ石
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安山岩貫入岩の断面を見る

奥尻島のホヤ石

ホヤ石:本体の右側は水平に近い柱状節理が形成されている.中央付近は縦方向の細かい節理が見られる.左側は不明瞭であるが水平の柱状節理が一部で見られる.下部の右側には海側に緩く傾斜する面に直交する柱状節理が発達している.【写真: 石井正之】
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ホヤ石下部の節理系:右側にきれいな柱状節理があり,左側は細かい方状節理が発達している.【写真: 石井正之】
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ホヤ石の根元から見た米岡層のハイアロクラスタイト:ホヤ石の貫入によって米岡層の傾斜が急になっている.【写真: 石井正之】
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ホヤ石川出口の米岡層ハイアロクラスタイト:ホヤ石の貫入によって持ち上げられ,ハイアロクラスタイトの走向・傾斜はN65°E,55°SEである.貫入岩の影響を受けていない米岡層火砕岩部層は10°程度の緩傾斜である.右手の山頂付近の灰色の露頭はホヤ石と同じものである.【写真: 石井正之】
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西海岸のホヤ石橋の先の海岸に「ホヤ石」と呼ばれる釣り鐘型の岩がある.これは米岡層の火砕岩に貫入した角閃石安山岩である.ホヤ石の下部山側にはやや東に傾いた柱状節理を示す部分がある.この部分では,安山岩は海側から緩い傾斜で貫入してきたと考えられる.これを覆うように,ほぼ水平の柱状節理が岩体の山側1/3に見られる.本体の大部分は縦方向の細かい節理が発達していて,海水に洗われている部分では角礫状に見える.貫入岩と一括されるものの中にも,かなり複雑な構造が認められる例である.

【執筆者:石井正之・嶋岡 博】

所在地

奥尻町 湯浜

参考文献

地学団体研究会道南班編(2002)地質案内 道南の自然を歩く〔改訂版〕.北大図書刊行会,90-100.
秦 光男・瀬川秀良・矢島淳吉(1982)地域地質研究報告 5万分の1図幅「奥尻島北部および南部地域の地質」.地質調査所,14-17.

 

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