チロロ岳(斑れい岩)より望むチロロ岳西峰(かんらん岩)登山道
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日高変成帯の地殻-マントル境界

チロロ岳(斑れい岩)より望むチロロ岳西峰(かんらん岩)登山道

チロロ岳中腹より、西方・チロロ岳西峰方向を望む。写真手前左の裸地がコル。コルより西側は、かんらん岩である。【写真: 東 豊土】
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チロロ岳西峰山頂。看板付近のかんらん岩は、ハルツバージャイト質である。【写真: 東 豊土】
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チロロ岳中腹。片状の斑れい岩が確認できる。はんれい岩には、イワヒゲが自生している。【写真: 東 豊土】
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【写真: 】
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チロロ岳(1879.9m)およびチロロ岳西峰(1,848m)は、パンケヌーシ林道・曲り沢より往復およそ9時間程度で登山できる。

登山道の曲り沢も含め、チロロ岳、チロロ岳西峰とも、日高変成帯に属しており、日高山脈が形成されるときに、めくれ上がったプレートの断面を観察できる、地質的にたいへん貴重な場所である。

チロロ岳は斑れい岩質の苦鉄質岩で構成される一方、チロロ岳西峰は、かんらん岩で構成されている(橋本ほか,1961;日高山脈館,2000)。つまり、チロロ岳とチロロ岳西峰の間では、地殻-マントルの境界をまたぐことができる。

【執筆者:東 豊土】

既存の指定など

日高山脈襟裳国定公園(1981年10月1日指定)

所在地

日高町 千栄

参考文献

橋本誠二・鈴木 守・小山内 煕(1961)5万分の1地質図幅「幌尻岳(釧路-50)」および同説明書.北海道立地下資源調査所,46p.
日高山脈館(2000)日高町の地質図.