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千鳥ヶ滝の地層(滝の上公園)

吊り橋上から見た晩秋の千鳥が滝.【写真: 川村 信人】
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粗粒タービダイト底面のソールマーク.この露頭は現在失われている.【写真: 川村 信人】
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【写真: 】
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夕張川の河床平坦面に,新第三系川端層の礫岩・砂岩・泥岩互層が広く露出する.滝の上公園吊り橋上から一望の下に見渡せ,迫力ある地質景観となっている.なお,この河床平坦面は公園管理者によって立ち入り禁止となっている.

 川端層は,中新世の島弧衝突によって形成された深くて狭い堆積盆に堆積した重力流堆積物を特徴とする地層で,その全層厚は3,000 mに達する.シルト岩・葉理砂岩・粗粒タービダイトの互層からなる.地層は約60°西に傾斜しているが,露頭面が水平で平坦なため,吊り橋側から見ると地層の走向と傾斜の関係がよく理解できる.

タービダイトの底面には,フルートキャスト・グルーブキャストなどの定向性ソールマークが顕著に発達する部分があり,良好な観察対象となっている.しかし最近,雪解け時の増水により崩落して一部が失われている.

所在地

夕張市 滝の上

リンク

そらち産業遺産と観光:滝の上公園

mkawaの地質ブログ-夕張・千鳥が滝

参考文献

川村信人:川上源太郎,2007,千鳥が滝の中新統川端層とソールマーク.地質ニュース,Vol. 10, No.8, 表紙写真とその説明(p.6).
川上 源太郎・塩野 正道・川村 信人・卜部 暁子・小泉 格,2002,北海道中央部,夕張山地に分布する中新統川端層の層序と堆積年代.地質学雑誌,108, 186-200.