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黒松内層の大露頭

駐車公園から見た露頭全体像.ゆるく右側に傾斜しているが,露頭右側ではほとんど水平になっており,さらに右側の賀老橋付近に向斜軸があるらしい.【写真: 川村信人】
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露頭中央部のクローズアップ.薄い硬質の地層を何枚か挟んでいる.硬質部はコンクリーション状になっている部分があり,おそらくケイソウ質シルト岩の続成作用によるものと考えられる.【写真: 川村信人】
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歌才ブナ林駐車公園の案内看板.駐車公園から向かい側の散策路を歩いていくと,天然記念物北限のブナ林がある.【写真: 川村信人】
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黒松内の市街地から朱太川に沿って倶知安方面に進むと,左側に歌才ブナ林駐車公園がある.ここにクルマを止めると,朱太川を挟んだ対岸に,新第三系鮮新統黒松内層の大露頭が見える(写真1).

この露頭は黒松内層の模式地となっており,シルト岩・砂岩・凝灰岩の互層からなる.地層は全体として右(東)側にゆるく傾斜しており,おそらくケイソウ質シルト岩と思われる硬質の薄層を何枚か挟んでいる(写真2).露頭中央部には,傾斜した黒松内層の上に不整合で載る礫層が認められるが,その詳細は明らかではない.

なお,駐車場の外側のジャガイモ畑はシスト線虫防護のため立ち入りは硬く禁じられているので,川岸の露頭まで接近することはできない.

【執筆者:川村信人】

所在地

黒松内町 黒松内町歌才ブナ林駐車公園前

リンク

mkawaの地質ブログ-黒松内朱太の大露頭

参考文献

参考文献:未入力