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誕生から100年

樽前山溶岩ドーム

外輪山東側から見た溶岩ドーム:ドームの裾で噴煙を上げているのがA火口である.【写真: 石井 正之】
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パン皮火山弾:東山への登山道の脇に落ちているもの.【写真: 石井 正之】
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白色軽石:表面に急冷により出来たと思われるクラックが発達している.【写真: 石井 正之】
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外輪山の斜面の植生:草だけの斜面と樹木の生えている斜面とがコントラストをなしている.【写真: 石井 正之】
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1909(明治42)年4月19日の夕方,それまで2日間,雲で覆われていた樽前山の山頂が見え,新しい溶岩ドームが形成されているのが目撃された.それから今年(2009年)でちょうど100年である.

出来た当時のドーム溶岩は高さ134m,体積約2,000万立方メートルと見積もられた.

これ以後,溶岩ドームで栓をされた火口は小噴火を繰り返している.溶岩ドームの東の裾に形成されているA火口は1979年1月~2月に火山灰を出している.現在でも火口付近の温度は640℃ほどである.

支笏湖側の登山道から登って外輪山から初めて見る溶岩ドームは迫力がある.全体に黒い色でやや黒赤色を呈している.

なお,登山道には軽石,パン皮火山弾,きれいな緑色のカンラン石を含んだ安山岩などの石が転がっている.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

支笏洞爺国立公園(1969年指定)

北海道天然記念物

所在地

苫小牧市

参考文献

勝井義雄,岡田弘,中川光弘(2007)北海道の活火山.北海道新聞社.
中川光弘,平賀直人,古堅千絵,古川竜太(2004) 西南北海道,樽前火山歴史時代噴火活動における成層マグマ溜りの形成とその進化:岩石学的手法を用いた中長期噴火予測にむけて.火山爆発のダイナミックス,文部科学省科学研究費特定領域研究(領域番号422)研究成果報告書(平成15年度),338-351.
北海道開発庁(1957)5万分の1地質図幅「樽前山(札幌-41)」および同説明書.51p.