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富良野国道の東に広がる山々

十勝岳火山群

望岳台登山道から見た十勝岳:標高1,100m 付近から見た十勝岳で,右の白い噴煙を上げているのが62-2火口,左の小さな噴煙は中央火口(大正火口)のものである. 【写真: 石井 正之】
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前十勝と富良野川源頭部:左側の三角の山が前十勝である.【写真: 石井 正之】
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上富良野町 中の沢付近から見た十勝岳火山群:山肌が茶色で雲がかかっているのが十勝岳で左(北)に美瑛岳,美瑛富士,オプタテシケ山とならび,右にヌッカクシ火口(安政火口),富良野岳,前富良野岳などが見える.【写真: 石井 正之】
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十勝岳火山群は北から,オプタテシケ山,美瑛富士,美瑛岳,平ヶ岳(たいらがだけ),十勝岳,上ホロカメットク山,三峰山(さんぽうざん),富良野岳,南富良野岳と連なり北東-南西方向に配列している.これに直交する方向で上ホロカメットク山から下ホロカメットク山に連なる火山群がある.

十勝岳火山群の噴火活動は約100万年前に始まり断続的に継続してきた.この火山群の中で,現在最も活発に活動しているのが十勝岳である.グラウンド火口は約5,000年前から3,000年前に活動した.1926(大正115)年の噴火は中央火口(大正火口)で発生し,泥流が美瑛,中富良野,上富良野に達した.62-2火口は1962(昭和37)年の噴火で形成されたものである.また,1988-1989年にも62-2火口で噴火が発生している.

美瑛富士,美瑛岳,富良野岳は10万年前から17万年前に噴火している.オプタテシケ山や平ヶ岳,下ホロカメットク山は17万年前から26万年前の活動で形成された.最も古い火山は一番南にある大麓山(たいろくさん)で,約100万年前のものである.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

大雪山国立公園

所在地

美瑛町

上富良野町

新得町

参考文献

北海道開発庁(1963)5万分の1地質図幅「十勝岳(釧路-1)」および同説明書.47p.
石塚吉浩,古川竜太(1998)十勝火山 噴煙たなびく火山群の心臓部を歩く,高橋正樹ほか編,フィールドガイド 日本の火山3 北海道の火山.43-60.
石塚吉浩,中川光弘,藤原伸也(2010)十勝岳火山地質図.産業技術総合研究所 地質調査総合センター.
道北地学懇話会編(1995)道北の自然を歩く 地質案内,173-179.北海道大学図書刊行会.