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シオワッカ

足寄町の石灰華半ドーム

秋のシオワッカ.鉱泉の湧出量は4.4ℓ/分(2003年10月)【写真: 加藤孝幸】
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シオワッカ石灰華半ドーム【写真: 加藤孝幸】
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シオワッカ前面の空洞天井に生成した鍾乳石.方解石が主体で,モノハイドロカルサイトやドロマイトを含む.【写真: 加藤孝幸】
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シオワッカ石灰華半ドームは螺湾川の足寄川への合流点より東へ約1.8kmにあり,道々モアショロ原野螺湾足寄線の駐車場より遊歩道がつけられている.シオワッカはアイヌ語の「シモチク・ワッカ」(飲料不適な毒水)からとった命名と言われ,多量の炭酸ガスと石灰質鉱物の沈澱を伴う鉱泉で,湧出口の周辺に半ドーム状の石灰華を形成する.

この石灰華からは,あられ石以外の炭酸カルシウムすなわち,方解石,モノハイドロカルサイト(CaCO3・H2O),イカ石(CaCO3・6H2O),

ファーテライト(CaCO3)が発見されている.

石灰華の位置は道東を南北に横断する大断層である網走構造線の数100m西に位置する.シオワッカ鉱泉は直接には河岸段丘堆積物中に湧出するが,物理探査によるとその下位の鮮新世の本別層やその下位の白亜紀の仁頃層群中より垂直に上昇しているらしい.仁頃層群中には石灰岩を含むので炭酸ガスの起源はこの石灰岩に由来する可能性がある.

【執筆者:加藤孝幸】

既存の指定など

足寄町指定文化財(町天然記念物)

所在地

足寄町 螺湾

参考文献

伊藤俊彦(1993):北海道足寄町,シオワッカの冷泉石灰華に産する monohydrocalcite (CaCO3・H2O)の産状.岩鉱,88,485-491.
Kimura, G.(1981):Abashiri Tectonic Line-with special reference to the tectonic signiticance of the south-western margin of the Kurile Arc. J. Fac. Sci. Hokkaido Univ. Ser. 4,20,95-111.
近堂祐弘(1988):足寄石灰華半ドーム調査報告書.足寄町教育委員会, 13p.
三谷勝利・小山内熙・橋本 亘(1958):5万分の1地質図幅「足寄太」 および同説明書.北海道開発庁,66p.