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湖面に映える大露頭

新得町屈足湖岸の溶結凝灰岩露頭

屈足湖左岸の溶結凝灰岩の大露頭.弱く不規則ではあるが柱状節理が発達する.露頭下部では柱状節理の向きがやや変化している.【写真: 垣原康之】
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屈足湖左岸の大露頭下部.柱状節理の向きが下流側に突き刺さるように変化しているのがわかる.【写真: 垣原康之】
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大露頭の全景.【写真: 垣原康之】
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十勝平野の北西部に位置する新得町屈足湖は,十勝川ダムに設置された灌漑と発電目的の屈足ダムによりせき止められた湖である.屈足湖左岸には屈足温泉があり,周辺は公園として整備されている.また屈足湖の湖面はカヌーなどでにぎわう.

この右岸に溶結凝灰岩の高さ約30m,クリーム色の大露頭を眺めることができる.溶結凝灰岩とは爆発的な火山の噴火で放出されたマグマが砕屑物からなる粉体となって高速斜面を流下し,定置後に砕屑物自身の熱と自重により再び固化したものである.この露頭では垂直方向に伸びる節理が多く,不規則ではあるが柱状節理を形成している.なお露頭下部では柱状節理はやや向きを変え,下流側に刺さるように傾いている.

このような溶結凝灰岩は十勝平野の北部〜北西部において広大な地域に分布しており,これらは岩相の違いから複数回の噴火活動として識別されている.

【執筆者:垣原康之】

所在地

新得町 屈足

参考文献

北海道開発庁(1969)5万分の1地質図幅「新得(釧路 第29号)」および同説明書.27p.

 

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