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悠久の時を越えた音色

名寄鈴石

名寄市北国博物館所蔵.常設展示中の「名寄鈴石」および他地域の鈴石.断面や薄片も展示されている.【写真: 垣原康之】
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「名寄鈴石」の内部.内部は空洞になっており,やや大きめの玉が入っている.名寄市北国博物館所蔵.常設展示中.【写真: 垣原康之】
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士別市多寄産の鈴石.見事な球形の外観をもつ.名寄市北国博物館所蔵.常設展示中.【写真: 垣原康之】
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名寄鈴石が産出する地域に建立された石碑.【写真: 垣原康之】
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「名寄鈴石」は褐鉄鉱が球形状に濃集したもので,内部が空洞になっている点が最大の特徴です.空洞部に欠片が入っているものは振るとカシャカシャと音がします.大きさは径3〜6cmのものが多いのですが,径10〜15cmに達するものもあります.「名寄鈴石」は風連層に入っていることが多いとされます.同層および相当層は名寄盆地に広く分布しており,同盆地内の市町村でも観察されることがあります.

鈴石の成因は「淡水域の浅い水底において,軟質な粘土塊を核として周囲に褐鉄鉱が沈積成長したもの」とおおよそ説明されますが,不明な点も多いようです.

「名寄鈴石」は,文化財保護法による国指定の文化財です.同法により採取は禁じられています.実物は「名寄市北国博物館」に資料として所蔵され,博物館の常設展示室で見る事ができます.また博物館の受付に頼むと実物を振って音を確認することができます.

【執筆者:垣原康之】

既存の指定など

国指定天然記念物(昭和14年9月7日)

所在地

名寄市 字緑丘

リンク

名寄市北国博物館

参考文献

道北地方地学懇話会 編(1995)道北の自然を歩く.北海道大学図書刊行会,269p.
北海道立地下資源調査所(1956)5万分の1地質図幅「名寄(旭川-32)」および同説明書.45p.

 

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