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海中に横たわる天狗の顔

羅臼海岸天狗岩

南側から見た天狗岩: 岩の上面は,堆積面に沿って海側に約20°で傾斜している.【写真: 石井 正之】
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陸側から見た天狗岩【写真: 石井 正之】
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【写真: 】
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知床半島羅臼海岸は相泊まで道々知床公園羅臼線が通じている.サシルイ岬から岬町までの間には天狗岩トンネル,知円別トンネルの二つのトンネルがある.天狗岩は天狗岩トンネル入口手前の海側にある.

この付近は鮮新世のサシルイ川層火山砕屑岩類で構成されている.この付近の火砕岩類は,ハイアロクラスタイト,火山円礫岩から構成されていて走向・傾斜はN5〜10°W,10〜30°NEを示し,海に面した斜面では緩い流れ盤となっている.

天狗岩は層状の堆積面が明瞭な火山角礫岩で主体は二次堆積性のものである.粗粒層から細粒層への層相変化が少なくとも2層認められる.

サシルイ川層の泥岩は珪藻化石から約3.7〜2.Ma(Ma=百万年前)とされている.一方,サシルイ川層の火山砕屑岩類は知床岬層(1.7Ma および0.9Ma )に対比されている.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

世界自然遺産(2005年)

所在地

羅臼町 岬町

参考文献

後藤芳彦,合地信生(1991)北海道知床半島における海底火山体の復元.火山,第36巻,第1号,37-50.
嵯峨山積(2005)北海道東部の知床半島に分布するサシルイ川層の地質年代.北海道立地質研究所報告,第76号,75-78.
土井繁雄,酒匂純俊,松井公平,金 喆祐,5万分の1地質図幅説明書 羅臼および知円別.北海道開発庁.