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ヒカリゴケが自生する洞窟

羅臼のマッカウス洞窟

羅臼側から見たマッカウス洞窟: 洞窟の部分はほぼ鉛直の岩壁となっている.洞窟上部の遷緩線付近に軽石凝灰岩層が挟在している.【写真: 石井 正之】
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マッカウス洞窟入口: 右側の岩壁はハイアロクラスタイトである.【写真: 石井 正之】
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マッカウス洞窟の天井: 中央付近の角張っているのは安山岩岩脈の節理で,右上の球状に見えるのはハイアロクラスタイトの礫である.境界は不明瞭である.【写真: 石井 正之】
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洞窟上部の軽石凝灰岩: ハイアロクラスタイト中に挟在する軽石凝灰岩である.斜面に対しては緩い流れ盤となっている.【写真: 石井 正之】
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ヒカリゴケが群生しているマッカウス洞窟は,羅臼漁港を過ぎた道々知床公園羅臼線の脇にある.

洞窟を構成する地質の主体は,鮮新世サシルイ川層の安山岩質ハイアロクラスタイトで,これに安山岩が貫入している.また,洞窟上部には厚さ数mの軽石凝灰岩層が挟在していて崖面に対しては緩い流れ盤となっている.

この付近にはこれ以外にもいくつか洞窟がある.これらの洞窟はハイアロクラスタイト中に貫入している北東−南西方向の安山岩岩脈が節理沿いに小岩塊で崩落して次第に洞窟が形成されたものと推定される.

マッカウス洞窟の向かって左には巨大岩塊が積み重なっているほか,道路を挟んで海側にも岩塊がある.これらの岩塊は過去の岩盤崩落で落下したものである.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

北海道天然記念物

所在地

羅臼町 共栄町

参考文献

土居繁雄,酒匂純俊,松井公平,金 喆祐(1970)5万分の1地質図幅および説明書「羅臼および知円別」.北海道開発庁.