支庁マップ網走支庁根室支庁釧路支庁十勝支庁日高支庁胆振支庁渡島支庁檜山支庁後志支庁石狩支庁空知支庁上川支庁留萌支庁宗谷支庁

 

icon_gaku 術的に重要な地質・地形

独特な base_kei 観をつくる地形・地質

icon_san 業活動と地域生活

その他の「地質 icon_i 産」

 

category_volcanocategory_tectonicscategory_sedimentologycategory_geographycategory_engineeringcategory_mineralcategory_fossilcategory_archaeologycategory_shaped-rock

 

候補サイト 全リスト

リスト一覧

更新されたサイト

 

リンクについて

このページへのリンクは自由です.なお,公開されている記事・写真についての引用等は著作者の了解が必要ですので,必ず御連絡下さい.
リンク元として以下のバナーをご使用ください.
Hyakusenbannar

 

SpryLicence

 

Powered by Lightbox v2.04

ゴルジュ地形と苔のじゅうたん

樽前ガロー

樽前ガロー橋から見下ろす:水が滔々と流れている.両岸はオーバーハングしている.【写真: 石井 正之】
次の写真

樽前ガローの案内板:国道36号からたる前側に沿って遡ると砂利道になる.下流側の橋が樽前ガロー橋である.【写真: 石井 正之】
前の写真 次の写真

上流のガロー橋から見下ろす:よく見ると両岸の平坦面に溝状の地形がある.河岸が緩んでいると想定される. 【写真: 石井 正之】
前の写真 次の写真

樽前ガロー付近の火砕流:石英の斑晶が目立つほかは鉱物は少ない.支笏火砕流に比べると固結度が低い.【写真: 石井 正之】
前の写真

樽前山は支笏カルデラの南東端に噴火した火山で,約1,500年の休止期を挟んで1667年のプリニー式噴火(噴煙柱と火砕流を伴う爆発的噴火:Ta-b)から歴史時代の活動期に入った.この歴史時代の火砕流は主に南東側に流下した.

樽前川はこの時期の火砕流の分布域を流れていて,流路は,深く火砕流台地を削っている.この函状の部分が樽前ガローである.

「ガロー」というのは東北地方の方言で,「崖の間を川が流れる場所」という意味だという.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

苫小牧市自然環境保全地区(1979年5月10日指定:8.6ha)

所在地

苫小牧市 樽前

参考文献

苫小牧市(2001)樽前山火山防災マップ.
中川光弘,平賀直人,古堅千絵,古川竜太(2004) 西南北海道,樽前火山歴史時代噴火活動における成層マグマ溜りの形成とその進化:岩石学的手法を用いた中長期噴火予測にむけて.火山爆発のダイナミックス,文部科学省科学研究費特定領域研究(領域番号422)研究成果報告書(平成15年度),338-351.