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硫黄結晶の付いた噴気孔に接近

アトサヌプリ火山

アトサヌプリ火山全景:中央が硫黄山で左側は古期円頂丘,右側に半分見えているのはマクワンチサップ山(別名かぶと山)である.手前の緩斜面にはイソツツジの低木とシラカバの幼木が生えている.【写真: 石井正之】
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泥流堆積物:アトサヌプリとマクワンチサップ山の間の沢から流出している泥流堆積物:植生はほとんど付いていない.砂防工事が施されている.【写真: 石井正之】
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アトサヌプリの溶岩の構造:円頂丘溶岩に見られる典型的な流理構造である.【写真: 石井正之】
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噴気孔のイオウの結晶:きれいな黄色の結晶である.かってはアトサヌプリを取り囲むように四つの硫黄鉱床群があった.【写真: 石井正之】
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アトサヌプリ火山は,屈斜路カルデラの後カルデラ火山で現在も活動中である.アトサヌプリ火山自体は成層火山の形成-軽石噴火・カルデラ形成-溶岩円頂丘群の噴出という活動史を持っていて,現在活発に噴気を挙げているのはアトサヌプリ山新期円頂丘溶岩である.この新期溶岩の周辺には古期溶岩が分布しており,北西に位置するマクワンチサップ山,サワンチサップ山,南西のリシリ山などが形成されている.これら火山は約1万年前から活動してデイサイト質である.

アトサヌプリ火山周辺の平坦地は,摩周テフラ層(約7,000年前)で覆われている.

噴気ガスを吸わないように注意が必要である.

【執筆者:石井正之】

既存の指定など

阿寒国立公園(一部は特別保護地区)

所在地

弟子屈町 川湯硫黄山

参考文献

勝井義雄(1962)5万分の1地質図幅および説明書「屈斜路湖」.北海道開発庁.
長谷川 健,岸本博志,中川光弘,伊藤順一,山本孝広(2009)北海道東部,根釧平野および斜里平野における約3万5千年~1万2千年前のテフラ層序と後屈斜路カルデラ火山の噴火史.地質雑,第115巻,第8号,369-390.
斉藤正雄(1959)北海道川上郡跡佐登硫黄鉱床調査報告.地質調査所月報,第10巻,第2号,79-86.