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札幌北東部の三日月湖

モエレ沼

モエレ沼全景(丘珠空港から中標津に向かう飛行機から撮影):北西から見たモエレ沼で,中央右よりの広い道路はあいの里に向かう伏古拓北通である.モエレ沼は,左側で幅が広く右側で狭まっている.画面やや上を豊平川が右から左に流れている.右端のカーブしている川は篠路新川である.【写真: 石井 正之】
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モエレ山から見たモエレ沼:空の色を写して青く見えるが普通は灰色がかった水の色である.春の雪解け時には泥炭からの湧水により赤褐色になる.【写真: 石井 正之】
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水郷北大橋付近から南を見る:増水時の状態で湖岸のアシが水に浸かっている.【写真: 石井 正之】
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水郷東大橋から北を見る:この付近の標高は4m ほどである.かっては沼の近くに標高4.2m の三角点があったが,現在はモエレ山の頂上に標高61.7m の 三角点がある.【写真: 石井 正之】
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モエレ沼はイサム・ノグチが設計した公園として四季を通じて市民に親しまれている.しかし,この沼の生い立ちは不明な点が多い.

モエレ沼は伏籠川と旧豊平川に挟まれた低地にあり,付近の標高は4mほどである.沼周辺の表層地盤は自然堤防堆積物と考えられるシルトおよび砂が主体で,周辺には後背湿地堆積物である粘土および泥炭が分布している.

古地図を見るとモエレ沼の上流側は雁来大橋付近で豊平川に繋がり,下流側は北西方向に向かい篠路町上篠路付近で伏籠川に合流する.

札幌縣石狩國札幌郡札幌村・丘珠村全圖(近藤九藏,1882(明治15)年)に現在のモエレ沼が描かれている.この図ではモエレ沼の北西,丘珠鉄工団地の北側付近にもう一つの沼があり,かってはこの沼をモエレ沼と呼んだようである.

【執筆者:石井 正之】

所在地

札幌市 東区モエレ沼公園

参考文献

小山内 煕・杉本良也・北川芳男(1956)5万分の1地質図および同説明書「札幌」.北海道地下資源調査所.
札幌縣勧業課地理係(1882)札幌縣石狩國札幌郡札幌村・丘珠村全圖(測者 近藤九藏).<北大北方資料室-北海道関係地図・図類目録収載>
札幌市教育委員会(2005)札幌市埋蔵文化財包蔵地分布図.
北海道土質コンサルタント株式会社(2006)札幌地盤図.