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海岸から切り立つ250m の岩壁

礼文島西海岸の新第三紀安山岩

元地漁港から見た安山岩:海岸沿いの白い崖が元地層の砂質凝灰岩で,写真中央付近の岩脈が右上がりで尾根付近の安山岩溶岩に繋がっている.【写真: 石井 正之】
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元地層の砂質凝灰岩と安山岩岩脈の接触面:接触面の走向・傾斜は N20°E,28°NW である.【写真: 石井 正之】
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冷水沢奥の安山岩露頭:岩峰状になっているが溶岩とされている.岩峰右側の遷急線から下は分離しかかっている.この付近の松はほとんどがトドマツである.【写真: 石井 正之】
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礼文島の地形の特徴の一つは,島の分水界が西に寄っていて西海岸の大部分が急崖をなしていることである.

元地集落の南の海岸も急崖を形成している.ここでは道路沿いの露頭で淡緑色の元地層の砂質凝灰岩中に貫入した暗灰色の安山岩の岩脈が見られる.この岩脈を上方へ追っていくと安山岩溶岩となり急崖を形成している.この安山岩はメシクニ層香深岩相のハイアロクラスタイトを覆ってこの付近の尾根を形成している.この安山岩は香深岩相のシルト岩に熱作用を与えているのが冷水沢(元地集落背後の馬蹄形の沢)の上流で確認できる.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

利尻礼文サロベツ国立公園

所在地

礼文町 元地

参考文献

小疇 尚ほか編(2003)日本の地形2 北海道,225-227.東京大学出版会.
長尾捨一ほか(1963)5万分の1地質図幅及び説明書,25-26.北海道開発庁.