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浜中層のシルト岩に貫入した玄武岩

礼文島北西海岸 鉄府の玄武岩

浜中層のシルト岩に迸入している玄武岩:上部の白い縞状の地層がシルト岩でその下の暗褐色の部分が玄武岩である.左(東)に25°ほどで傾斜したシルト岩の層理面にほぼ並行に貫入している.【写真: 石井 正之】
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玄武岩(上)とシルト岩の境界:上の白っぽいのが玄武岩でハンマーの先端より下の黒っぽい部分がシルト岩である.【写真: 石井 正之】
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玄武岩の注入泥脈と層状構造:人物の手の付近から上方の延びているのが注入泥脈である.その肥大川にほぼ水平に見える縞状の構造が冷却面に平行に形成された温度構造と言われている.【写真: 石井 正之】
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玄武岩中の注入泥脈:腕時計の付近及びハンマーの打撃部付近を縦に走っているのが注入泥脈である.この玄武岩は浜中層がまだ完全に固結していない時期に貫入したと考えられる.【写真: 石井 正之】
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礼文島最北端の海馬島(トドジマ)からスコトン岬,ゴロタ岬,稲穂ノ崎,西上泊にかけて分布する岬の先端部分を構成しているのがスコトン岬貫入岩類と呼ばれる玄武岩である.この玄武岩はシル(層理面に平行でほぼ水平の板状貫入岩体)あるいはラコリス(お供え餅のような形をした調和的貫入岩体)である.

これらの玄武岩は鉄府の稲穂ノ崎で詳細に観察することができる.玄武岩は浜中層中に貫入していて縦の節理に沿って泥が注入していたり,冷却時の温度構造を示す層状の構造が見られる.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

利尻礼文サロベツ国立公園

所在地

礼文町 鉄府稲穂ノ崎

参考文献

長尾捨一ほか(1963)5万分の1地質図幅及び説明書「礼文島」.北海道開発庁.
後藤芳彦ほか(1995)北海道北部の中新世火山活動の活動場:K−Ar 年代と主成分の化学組成からの推定.岩鉱,90,109-123.