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火山角礫岩中の巨大岩塊

礼文島香深井の不思議な火山岩

香深グランド裏の露頭全景:この付近の内路層は西(左)に40〜50°傾斜している.【写真: 石井 正之】
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塊状安山岩:方状節理が発達している.【写真: 石井 正之】
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塊状安山岩の周辺部:黄褐色で球状に見えるのは円礫である.一部タマネギ状を風化しているので紛らわしい.【写真: 石井 正之】
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 香深井川の北側にある香深井グランドがある.その野球場のバックネットの裏に不思議な露頭がある.全体に西に傾斜した構造が見られるが近寄ってみると塊状の部分がありその周辺には円礫が含まれている.巨大なブロックを含んだ火山角礫岩と見るのが妥当のように思える.

 礼文島東海岸の手然(てしかり)から北の道道沿いに見られる火山角礫岩は内路層と呼ばれる白亜紀の地層で安山岩質の火山岩・火山性礫岩・火山性砂岩からなる.この付近では島の中央付近に南北性の向斜軸があり,手然から北端の金田ノ岬まで同じ内路層が分布している.内路層の放射年代は100Ma である.火砕岩類の中にはピローブレッチャやハイアロクラスティックブレッチャがあり海底火山噴出物が含まれている.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

利尻礼文サロベツ国立公園

所在地

礼文町 香深井

参考文献

加藤 誠ほか編(1990)日本の地質1 北海道地方.14-15.共立出版.
長尾捨一(1963)5万分の1地質図幅及び説明書「礼文島」.24-25.北海道開発庁.