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支笏・恵庭・樽前火山からのおくりもの

千歳空港南側に堆積するテフラ

火山灰採取で出現した露頭のパノラマ写真.最下部に支笏軽石流堆積物があり,その上位に,ローム層を挟んで恵庭岳・樽前山からの降下軽石堆積物が重なっている.腐植層も何枚か見られる.軽石流堆積物の下位はここでは露出しない.【写真: 川村信人】
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採取場入り口付近の尾根をカットした部分に露出する軽石流堆積物と上位の恵庭岳起源(約2万年前)・樽前山起源(約9千年前,約3千年前など)の降下軽石堆積物.後者は地形面に平行した分布を示し,ほぼ水平な軽石流堆積物をカットしている.軽石流堆積物がたまってから,2万年余を経て恵庭岳や樽前火山の活動が始まった.【写真: 川村信人】
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【写真: 】
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この露頭は,千歳空港滑走路のすぐ南側に位置する火山灰採取場で,離陸・着陸する旅客機の窓からも見ることができる.採取場としては中規模のものであるが,支笏軽石流堆積物(Spfl:約4万年前)およびその上位のテフラをよく観察することができる標式的な露頭である(写真1).また採取場入り口付近の切り割では,傾いた地表面にほぼ平行に堆積する上位の降下軽石堆積物が,水平な軽石流堆積物をカットする産状が観察できる(写真2).

この採取場は,2005-2006年頃は許可を得れば立ち入ることができたが,現在は頻繁な造成作業が行われているため,立ち入りはできなくなっている.

【執筆者:川村信人】

所在地

苫小牧市 ペンケナイ川北方

リンク

mkawaの地質ブログ-支笏火山灰露頭流浪

参考文献

地学団体研究会札幌支部,1984,地質あんない 札幌の自然を歩く.北大図書刊行会,265p.
町田洋・荒井房夫,2003,新編火山灰アトラス.東大出版会,336p.

 

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