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約2,000年前にオコタンペ川を堰き止めた溶岩

オコタンペ湖溶岩

第一オコタンペ橋から見るオコタンペ湖溶岩:右の灰色で方状節理の発達したのが恵庭岳のオコタンペ湖溶岩.谷を挟んで左側の褐色の露頭が支笏カルデラの基盤岩の一つである約200万年前の火山岩である.【写真: 石井正之】
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拡大写真【写真: 石井正之】
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基盤の火山岩の変質状況:白色の粘土脈が網状に発達している.全体に変質が著しい.この火山岩は,第一オコタンペ橋から少し下った道路脇で見ることができる.【写真: 石井正之】
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オコタンペ湖は恵庭岳の西北西山麓にある堰止め湖である.この湖は約2,000年前に噴火したオコタンペ湖溶岩によってオコタンペ川が堰き止められてできたものである.

札幌支笏湖間の国道453号をオコタンペ湖に向かい,オコタンペ湖展望台を過ぎてつづら折りの坂を下っていくとオコタンペ川の深い谷に第一オコタンペ橋がかかっている.この橋から上流側を見ると川の右手に塊状の溶岩,左手に褐色を呈した溶岩の露頭が見える.この右手の溶岩がオコタンペ湖溶岩と呼ばれているもので,オコタンペ川を堰き止めてオコタンペ湖を形成した.橋の左手前には白色の粘土脈が網状に入っている露頭がある.これは,全体に強い変質作用を受けている約200万年前の火山岩である.

【執筆者:石井正之】

既存の指定など

支笏洞爺国立公園

所在地

千歳市 奥潭

参考文献

土居繁雄(1957)5万分の1地質図幅および説明書.4-16.北海道開発庁.
中川光弘(1998)3.恵庭火山 札幌から一番近い活火山をたずねて.高橋正樹,小林哲夫編 フィールドガイド日本の火山3 北海道の火山,62-75.