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開拓当時は湧き水もあった円形の沼

美唄市宮島沼

8月の宮島沼:マガンなどの水鳥は去り殺風景である.【写真: 石井 正之】
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観察小屋から見た沼:沼の周辺にはアシ原がわずかに広がっている.【写真: 石井 正之】
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夏にはアオコが発生することもある.【写真: 石井 正之】
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宮島沼は田園の中に広がる小さな沼である.面積は約30ha,平均水深は1.7mである.沼のすぐ西を石狩川が流れ,南東には親子沼,手形沼,三角沼などが分布している.

この沼の不思議な点は,まず,沼の形が円形に近いことである.石狩川の対岸にある皆楽公園や下流にある雁里沼・しのつ湖が石狩川の直線化によって取り残された三日月湖であると対照的である.

次に,「開拓時の宮島沼は、周囲四里四方と言われ、形状はほぼ円形、水は湧き水もあり透明で、飲料水としても利用していたようです。また、沼のそこも砂利などがありしっかりしていて、馬を洗うこともできたそうです。」(「宮島沼の不思議>名前の由来は」より)と言われていることである.つまり,沼の底には現在の石狩川が運んでくるような細粒の堆積物や泥炭層が欠けていて,礫層からの湧水があった.

どのようにしてこの沼ができたのか不明である.

この沼は,マガン,ハクチョウ,カモ類の渡りの中継地となっていて,特に春と秋には約6万羽のマガンが飛来することで有名である.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

国設宮島沼鳥獣保護区・特別保護地区(2002年11月)

ラムサール条約湿地(2002年11月)

所在地

美唄市 西美唄町大曲3区

参考文献

北海道美唄市宮島沼 <http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/>