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藻岩山の基盤を構成する火砕岩類

五輪大橋付近の火砕岩類

五輪大橋から下流を見る:手前の平滑な河床を形成しているのが火砕流堆積物(同心円状のピローを含む)で,白い波が立っている付近から下流が火山性土石流堆積物となる.その下流の河床に灌木が生えている付近には泥岩ブロックを含む火山角礫岩が分布している.【写真: 石井 正之】
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滑床をつくる火砕流堆積物【写真: 石井 正之】
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乱堆積状の火山性泥流【写真: 石井 正之】
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泥岩ブロック(黒色の角礫)を含む火山角礫岩【写真: 石井 正之】
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五輪大橋付近の河床に露出している地質は,西野層の火砕岩類である.詳しく見ると複雑な構造をしているが,大まかには上流から下流へ次のような地質が分布している.

1)五輪大橋付近の滑床を形成するデイサイト質の水中火砕流堆積物,2)デイサイトや泥岩・凝灰質砂岩のブロックが乱堆積状に含む火山性土石流堆積物,3)北ノ沢川合流部から下流に分布する火山角礫岩である.また,藻岩山基盤を構成するデイサイトと同質の自破砕状デイサイトも分布している.

この西野層は石狩平野の下に伏在している.

藻岩下の採石場跡から採取した西野層デイサイトのカリ-アルゴン年代(K-Ar 年代) は380万年前である.

【執筆者:石井 正之】

所在地

札幌市 南区川沿1丁目

参考文献

札幌市博物館活動センター編(2007)札幌大型化石総合調査報告書−サッポロカイギュウとその時代の解明−.