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砂岩・シルト岩互層と火山砕屑物

仁井別川の西野層

西野層露頭の全景:左崖面の暗色部が砂質シルト岩・砂岩互層で,その上位の白色部分が変質を強く受けた安山岩溶岩である.右崖面の灰色の部分は安山岩溶岩で,その下位に砂質シルト岩・砂岩互層がある.【写真: 石井 正之】
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あまり変質していない安山岩溶岩の下底部【写真: 石井 正之】
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大型のトラフ型斜交層理:上に凹の斜交層理が明瞭である.上下の砂質シルト岩・砂岩互層の走向・傾斜は N30°-60°E,10°SE である.【写真: 石井 正之】
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仁井別川上流左岸の土取り場跡である.ここでは,大きく分けて下位の砂質シルト岩・砂岩互層とこれを浸食して累重する輝石安山岩溶岩を主体とする火山砕屑物が観察できる.

砂質シルト岩・砂岩互層はリップル葉理を示し生痕化石が見られる.この地層の中間部には大型のトラフ型斜交層理(上に凸の層理)を示す砂層がある.このような岩相と古流向から,この地層は西から東へ前進する砂堆の一部の可能性があると考えられている.

上位の火山砕屑物は黒色の輝石安山岩溶岩が主体で下位の砂質シルト岩・砂岩互層を大きく削り込んでいる.部分的に著しい変質を受けて粘土化している.

なお,この地層は西野層上部と考えられている.

【執筆者:石井 正之】

所在地

北広島市 仁別

参考文献

札幌市博物館活動センター編(2007)札幌大型化石総合調査報告書−サッポロカイギュウとその時代の解明−.