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下流から見た一の沢岩脈：左右両岸が迫って幅は50mほどである.手前の河岸には砂岩泥岩互層が露出している．【写真: 石井正之】 次の写真

安山岩と泥岩の接触部：左手は安山岩で水平に近い柱状節理が発達している．中央の斜めの木の根元から右が泥岩で，安山岩との接触部がよく観察できる．【写真: 石井正之】 前の写真 次の写真

右岸の安山岩の柱状節理．【写真: 石井正之】 前の写真

サッポロカイギュウ産出地点の上流に，豊平川をせき止めるように分布しているのがこの岩脈である．岩質は輝石安山岩で，豊平川右岸では見事な水平の柱状節理が見られる．

この岩脈の下流側では中新世後期の砂岩泥岩互層との接触面が見られ，泥岩が熱により白灰色に変化しているのが認められる．

また，砂岩泥岩互層の傾斜が岩脈に近づくにしたがって急傾斜となる．

【執筆者：石井正之】

既存の指定など

なし

所在地

札幌市 南区小金湯

参考文献

土居繁雄（1953）5万分の1地質図幅および説明書「定山渓」．50p．北海道開発庁．