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天狗の住み処はハイアロクラスタイト

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳の西斜面:南(右)に傾斜した堆積構造が見える.径5cm以下の火山角礫と最大径20cmほどの火山弾からなる.ハイアロクラスタイト独特の黄褐色を呈する.【写真: 石井 正之】
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節理で緩んだ岩塊:この岩塊が標高700m以上の登山道に散在していて歩きにくい状態となっている.【写真: 石井 正之】
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登山道で見られるハイアロクラスタイトの転石【写真: 石井 正之】
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標高600m付近で安山岩がつくる滝:滝の左側はハイアロクラスタイトである.【写真: 石井 正之】
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豊平川の支流,小樽内川と白井川に夾まれて聳える定山渓天狗岳は,ハイアロクラスタイトの見事な崖である.崖の高さは200m弱で,ほぼ全面均質なハイアロクラスタイトである.堆積面は南に20-30°で傾斜している.

登山道では標高550mから650m付近にかけて柱状節理の発達した輝石安山岩があり,いくつかの滝をつくっている.標高700m付近から径3mほどのハイアロクラスタイトの転石がごろごろした沢を登っていく.この転石は天狗岳の崖をつくっているもので,天狗岳周辺崖面の崩壊の激しさがうかがえる.

なお,2.5万分の1地形図では天狗山となっているが,通称は定山渓天狗岳(定天)である.

【執筆者:石井 正之】

所在地

札幌市 南区天狗山

参考文献

杉本良也(1953)5万分の1地質図幅および説明書「銭函」.北海道開発庁.