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北部日高帯ウエンシリ地塁の上昇

オシラネップ川層の大露頭

滝上町下雄柏のオシラネップ川層の大露頭全景.【写真: 垣原康之】
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相対的に厚い砂岩層と薄い泥岩層が互層をなすオシラネップ川層.タービダイトとされる.【写真: 垣原康之】
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河床では層状構造を鉛直・水平方向に立体的に観察できる.【写真: 垣原康之】
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オシラネップ川層の大露頭.【写真: 垣原康之】
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芝桜で有名な滝上公園を左手に見ながら,道の駅を越えて国道273号からオシラネップ川の右岸を走る道道617号へ右折する.約4kmほど進むと左岸に大きな露頭が見える.林道を見つけて露頭に近づくと,橋のたもとから徒歩で河床に降りる事ができる.

この露頭はオシラネップ川層とよばれる中期中新世頃のタービダイト質砂岩泥岩互層である.全層厚は2,000mに達すると考えられ,相当の水深を有する堆積盆を埋積した地層と言われている.本層には水中土石流堆積物と考えられる不淘汰礫岩が挟在される.これらの構成礫解析や,砂岩組成解析およびタービダイト古流向解析の結果,オシラネップ川層の構成粒子は,中期中新世の北部日高帯上昇で形成された「ウエンシリ地塁」からの供給物とされている.

【執筆者:垣原康之】

所在地

滝上町 下雄柏

リンク

滝上町

参考文献

道北地方地学懇話会(1995)地質あんない 道北の自然を歩く.北海道大学図書刊行会,269p.
北海道立地質研究所(2008)5万分の1地質図幅「立牛(網走-22)」および同説明書,92p.

 

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