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豊富な地下水資源を象徴する湧水

上川盆地東川町の「大雪旭岳源水」

大雪旭岳源水の湧出口.岩積みの湧出口自体は人工物であるが,溶岩流末端にあたるこの付近から湧出している.【写真: 垣原康之】
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大雪旭岳源水公園の水汲み場.大量の水が設置された孔から流出している.夏は水汲みで混雑する.利用にあたってはマナーを守って採水しよう.また公園整備のための協力金を入れる事.【写真: 垣原康之】
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大雪旭岳源水公園から大雪旭岳源水湧出口への散策路(約300m)入口.【写真: 垣原康之】
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東川町忠別川沿いにある「大雪旭岳源水」では,通年を通して約6~7℃の湧水が,4,600L/分の湧出量で滔々と流れている.この湧水は,大雪山系旭岳のピウケナイ川沿いに見られる溶岩地形の末端から湧出している.大雪山系にしみ込んだ地下水が,100年以上とも思われる時間を経て,この場所に湧出しているのだろう.

300mほど下流には大雪旭岳源水公園が整備されており,3カ所の積み石に設置された計9本の孔から,湧出口から地下に設置されたパイプを通って名水が溢れ出している.飲んでみると確かに美味しい.なお飲用検査は受けてはいるが「飲用はあくまでも個人の責任で」とされている.また公園に設置されている2カ所の積み石,そして管理室・お手洗いは,平成21年度に新たに整備されたものである.

管理人は「(東川)町の人は,ほとんど来ない」と言っていた.実は,東川町は地下水資源が豊富なため,各戸はこの美味しい井戸水を利用しており,道内では唯一,全国でも珍しい「上水道」が無い町なのである.今後とも,この豊富な地下水資源が保全され続けることを期待したい.

【執筆者:垣原康之】

既存の指定など

平成の名水百選

所在地

東川町 ノカナン

リンク

東川町 大雪旭岳源水

東川町

環境省 平成の名水百選

参考文献

北海道開発庁(1955)5万分の1地質図幅「旭川(旭川-48)」および同説明書.地質調査所

 

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