天女の白い羽衣
天人峡 羽衣の滝
「見るものすべてが絵になる町」をテーマとする東川町における撮影ポイントの一つが「羽衣の滝」である.大雪山旭岳を源流とする忠別川支流アイシホップ川と双見沢が層雲峡火砕流堆積物の絶壁を高さ約270mから落水する北海道が誇る名瀑である.
滝の本体となっている層雲峡火砕流堆積物は,天人峡だけに留まらず層雲峡から上川付近に広くかつ厚く流下・堆積した火砕流堆積物である.また滝最下部から天人峡温泉付近までの河床には,より古い時代の変質作用を受けた第三紀火山岩類が露出しており,「カウンナイプロピライト」とよばれる.
所在地
東川町 天人峡温泉(忠別川水系)
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参考文献
道北地方地学懇話会(1995)道北の自然を歩く(地質あんない).北海道大学図書刊行会,269p.
国府谷 盛明・小林 武彦・金 喆祐・河内 晋平(1968)5万分の1地質図幅「旭岳(網走-54)」および同説明書.北海道開発庁,52p.
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