ドレライトが貫入する硬質頁岩
礼文島北部に分布する浜中層
礼文島北部の浜中層は下位のメシクニ層とは漸移的に岩相が変化する.主体は硬質頁岩で稚内層に対比され,15〜14Ma に堆積した中期中新世の地層である.
浜中層中がまだ十分固結していない時期にドレライトが迸入している.その迸入関係はゴロタ山や鉄府の稲穂ノ崎などで見ることができる.
既存の指定など
利尻礼文サロベツ国立公園
所在地
礼文町 鉄府
参考文献
後藤芳彦ほか(1995)北海道北部の中新世火山活動の活動場:K−Ar 年代と主成分の化学組成からの推定.岩鉱,90,109-123.
長尾捨一ほか(1963)5万分の1地質図幅及び説明書「礼文島」.北海道開発庁.
宮坂省吾ほか(2000)礼文島の中新統に関する覚書.秋葉 力先生追悼論文集,137-141.
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