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岩塊落下により土砂が350m 撥ね飛ばされる

礼文島元地の2006年岩盤崩壊

崩壊部の全景:中央の岩塊が転倒崩壊し頭部が土砂にめり込んでいる.長軸は20m 以上ある.岩塊周辺では土砂の側方移動が起こっている.発生源は左上の白っぽい部分である.【写真: 三浦 實】
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海側から見た崩壊地全景【写真: 三浦 實】
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山側から見た崩壊地全景:ハイアロクラスタイトの崖はこのような崩壊を繰り返していると考えられる.【写真: 三浦 實】
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2006年5月2日元地地すべり南ブロックの南側のハイアロクラスタイトの岩壁が崩壊した.崩壊規模は高さ50〜60m,幅20〜30m,奥行き10〜15m で総体積は8,000〜10,000立方メートルと見積もられた.

この崩壊では岩塊が斜面下に堆積すると同時に,元地地すべり南ブロックの地すべり移動土塊に岩塊がめり込み最大8m の隆起,側方移動,岩塊の落下地点の土砂などの飛散が生じた.飛散した土砂(射出土砂)は最大350m離れた所にクレーターを形成した.

また,この崩壊により斜面直下にあった地すべり対策のための集水井が,ライナープレートの挫屈や押出しの被害を被ったほか,射出された岩塊の衝突で地表水排除のための水路が変形した.

【執筆者:石井 正之】

既存の指定など

利尻礼文サロベツ国立公園

所在地

礼文町 元地

参考文献

磯貝晃一ほか(2008)2006年5月に礼文島元地地すべり付近で発生した岩盤崩壊とそれにともなう放出現象などについて.北海道地すべり学会編集・発行 CD:資料集 北海道の地すべり研究30年.

 

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